イマヲイキル
愛知県・名古屋
八百屋

yaotomi

「この野菜を手に、僕らの国をつくる」

有機農業、無農薬、地産地消。そんな少し前の時代では当たり前だった野菜をできる限り太陽と土、水で育て、顔の見える美味しい野菜を僕らの手でみんなへ届けたい。
その思いは一本の美味しい「きゅうり」を手にしたことから始まった。ここ地元愛知にはこんな美味しいものがある。「地元でなにかしたい」と模索していた中でつかんだ希望だった。
大地に汗をかき懸命に育てたこの野菜を届けることが、みんなの生活とつながるコミュニケーションのツールになることを実感している。

いずれは独立国家をつくりたい。日常の非常識を面白く、誇りを持って行動することを当たり前と言える。そんなことを僕らが軸となって発信できればきっと同じ思いを持った人たちが自然に集まってひとつの国が出来てくるはずだ。その時には「僕が国主で、相方が軍事参謀だね」。そんなぶっ飛んだ空想も、自分たちの店を持つことにより一歩ずつ実現に近づいている。

2010.7.12 取材
写真・文 ミゾグチ ジュン

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